パソコンヤシステムです。
今回は、Windows OSパソコンでの回復ドライブの作成方法を記事にします。
パソコンのメーカーがNEC、TOSHIBA、SONY の場合はそれぞれにリカバリ
メディアを作成する為のアプリが入っているので、そちらのアプリで作成され
る事をおすすめします。
NECやTOSHIBAでも今回の方法で回復ドライブを作成する事は出来るのですが、
各メーカー純正のリカバリメディア作成ツールで作ったものの方が、初期化
をした際にメーカーのアプリごと元に戻せるので便利です。
回復ドライブとは何か?を軽く説明した後に作り方を記載しますので、作成
方法だけを手っ取り早く知りたい方は、回復ドライブ作成手順まで飛ば
して読んで下さい。
・作成にはUSBメモリーが必要です。機種によって必要な容量はさまざまですが、32GBあれば確実です。
・お持ちの機種が何GB必要か事前に知りたい時は、作成手順の途中で必要なGBを聞かれた時に中断する形で確認しましょう。(確認だけならUSB必要なし)
・作成後の回復ドライブの空き領域には他のデータの出し入れをしないで下さい。
回復ドライブとは何か?必要なのか?
回復ドライブとは何か?
簡単にざっくり説明します。
パソコンで検索したり画像や音楽などのデータを管理したりなどパソコンらしい
動作を可能にしているのが、WindowsというOS(システム)になります。
このWindowsは何かの拍子に(アップデートの失敗、ウイルス感染、PCの強制
終了など)システムに異常が起きた場合に、手動でシステムを修復する事ができます。
しかしそれはWindowsが起動し操作できるのが前提であり、そもそも起動しないくらい
にシステムが破損した場合、簡単に元に戻せなくなってしまいます。
(どうにかできなくはないが初心者には難しい…)
なのでWindowsが通常どうり起動する内に、元に戻すためのデータを外付けのUSBなどに
保存しておいて、Windowsが起動しなくなった時にそのUSBからシステムを元に戻せるようにしようというのが回復ドライブになります。
Windows XP,Vista の頃は購入したパソコンに付属している事がありましたが、
今はどこのメーカーもコストダウンの為、お客様自身で作って下さいという形となってます。
回復ドライブは必要なのか?
お客さんによく「回復ドライブは必要なの?」と聞かれる事があります。
その時私は「無くてもパソコンは使えます。例えるならスペアタイヤ無しでも
旅行へは行けますが、途中でパンクしたら困りますよね?要は
転ばぬ先の杖みたいなものです。」と答えます。
私はプライベートのパソコンでも作ってますし、いざという時にあると便利
なのは確かなので作成する事をオススメしています。
回復ドライブ作成手順
回復ドライブ作成前の準備
まず回復ドライブの作成を始める前に、現在接続している外付けのUSBやHDDなどの
メディアがあれば全て外しておきましょう。
理由としては、間違えてそれらに回復のデータを保存してしまった場合に中のデータ
が全て消えてしまうからです。
全て外したら回復ドライブ用のUSBだけを挿して作成手順を進めます。
回復ドライブ作成画面を開く
Cortanaの検索ボックスで「回復」と入力し「回復ドライブ」を選択します。
コントロールパネルの検索窓に「回復」と入力しても項目が出てきます。
回復ドライブを作成する。
次へをクリックします。
5~10分程待つと次の画面が表示されます。
私の機種は16GBのUSBが必要なようなので、挿しているUSBの容量に
問題がなければ「次へ」をクリックします。
必要な容量の確認だけならまたはキャンセルで中断しましょう。
作成をクリックします。
大体1~2時間くらいかかります。
作成が終わると自動的に上記の画面に切り替わるので、「完了」をクリック
します。
エクスプローラー画面にて「回復」に名前が切り替わっていればOKです。
(私の別PCのスクショ画面になるので8GB表記ですが…)
大事な事なので念のため2回伝えておきますが、回復ドライブのUSBでデータの出し入れをすると回復ドライブとして使えなくなるので気を付けて下さい。